「2011年03月」の記事

2011.03.15(Tue)

2011年3月15日(火)

  • 3/11の東北大震災で釜石の親友が巻き込まれて心配していたのですが、先ほど本人から連絡があってようやく無事が確認出来ました。いやよかったよかった。久々にうれし涙流しました。(これを書いている今現在、まだ乾いてない)
  • で、安心してたら、今度は私の方に知らない人から「生きてるのか死んでるのか」と安否確認のメールが来ました。
    地震からこっちブログも更新してなかったし、私も他の人から見たら消息不明だったのですね。すいません。
    普通に生きてます。またちょっと太りました。

  • 3DSはニンテンドックスで遊んでますが、長崎ではなかなかすれ違い通信出来ません。まだ五名ほど。
    すれ違いどころかフレンドコード交換した人もいないので、持ってる方ぜひ宜しく。

  • 友人は今から20年ほど前、一緒に五反田の新聞屋さんで予備校に通いながら新聞奨学生をしていました。
    お互い同じような事情で結局途中でやめちゃうんですが、それまでの数ヶ月は毎日ホントにいろんなことを話しました。
    ヤツは私以上にホラ吹きで、ウソみたいなウソの話をホントっぽく話してくれるんですが、ウソが分かりやすかったのと悪気はなかったのとで、とても仲良くしていました。
    私が喋った失敗談を、数日後に「オレの友だちにバカなヤツがいてさぁ」と得意げに話してくれたのもヤツです。
    奨学生をやめてからはヤツは実家のある釜石に引き上げ、私も東京の中をあっちこっち移動してしばらく音信不通になるのですが、何年かに一度はなぜか連絡が取れて、お互いの近況を報告しあっていました。
    「お前はどこに言っても捕まえられる自信があるよ。一生縁切れないな」と私は言い、ヤツも「確かにそうだな」といつも楽しそうに笑っていました。
    また数年音信不通になったあと、広島の大きなNTTで釜石の電話帳を見つけ、そこでヤツの実家の電話番号を探し(同じ名字が二件しかないからすぐ見つかった)連絡を取ったら、結婚してました。
    以来、年賀状をやり取りしたりしなかったりしました。お互い引っ越しても言わないので、ちょくちょく住所が分からなくなるのです。
    今年の年賀状は久しぶりにやり取りが成立しました。可愛い二人の子の写真-息子はヤツそっくり-に添えて、電話番号やメールアドレスが書かれていました。
    そのうち連絡すりゃいいやと、そのままになっていました。

  • で、東北大震災。
    安否不明だったヤツの安否確認に、当初171の災害伝言ダイアルを使用していました。
    最初のうちテレビでも釜石の映像はあまり出てこなくて話題にも出なかったので、ヨソほどの被害はないのだと思っていたのです。だからせいぜい電話と電気が止まったくらいで、本人は無事だろうと楽観していました。その時私が伝言ダイアルに入力していたのは、とっくに無効になっていた大昔の電話番号だったほどです。
    が、そのうち釜石も市街地は壊滅していて他の町と同じくらい被災しているのを見て、途端に心配になってきます。
    年賀状を見直して改めて正しい電話番号で伝言を聞いてみますが、登録はありませんでした。
    そこで、地震発生翌々日の3/13に、パーソンファインダーに登録しました。
    そうしたところ、その翌日つまり昨日なんですが、ヤツの兄の子からメールが届きました。「おじさんたちの安否が分からないから分かるなら教えて欲しい」と。もちろんこっちは知りません。
    肉親ですら連絡取れてないのだと分かり、不安爆発です。
    かといって何が出来るわけでもなく、ネット上で避難所の避難者名簿を探したり、岩手県警の安否情報ダイアルに電話するくらい(結局その電話も50回くらいリダイアルしたけど繋がらなかった)でした。手がかりなし。
    心が折れ気味に明けて今日、その甥っ子からメールで「全員無事」との一報が来たのでした。やったー!
    その連絡にお礼メールを書いていたら、ヤツからケータイに電話がかかってきました。
    久しぶりの声に、涙が止まりませんでした。ヤツはそれを知ってか知らずか「会社の工場が5つのうち4つも流されちまって、こりゃ失業だな」と言いながら、やっぱり楽しそうに笑っていました。

  • 地震当日は夜勤明けで、発生時には高台にある自宅にいたそうです。
    お陰でクルマも家もすべて無事だったそうです。
    平地にあった実家は流されてしまったそうですが、お父さんはギリギリで無事逃げられました。
    ヤツと別れて十数年経ってヤツの実家に電話をかけた時「あぁ、あなたの名前はいつも息子から聞いてますよ」と応えてくれたお母さんは、胆石で入院していたそうで、こちらも無事でした。
    奥さんは自力で、子どもたちは保育士さんたちに連れられて(でも保育所は完全に流された)、結果みな無事だったということでした。
    釜石は電気も電話も止まっていて連絡しようがなかったそうですが、今日はお母さんが北上市の病院に転院するというので一緒にそこまで出てきて、ようやく連絡出来るようになったんだとか。
    「買い物しようと思ったのに、スーパー行っても何にもなくてよぉ」「ガソリンスタンドがすげぇ渋滞」「元気なのに暇だから避難所でボランティアしてるよ」と、深刻な話なのにやっぱり楽しそうに教えてくれました。
    電気と電話が通じるようになったらまた電話するよ、なんて言ってたけど、何年後になるかな。

  • パーソンファインダーすげぇよって話にしようと思ったんですが、この話だとすごさ分からないね。
  • 釜石でも、まだまだ遺体は出てきそうだということでした。
    「みんな元気だからうちはほんとに恵まれてる」と言ってましたが、これから生活していくのは本当に大変でしょう。
    被災された方々、ぜひ乗り越えてください。
    私たちもお手伝いしますので。

  • ダイソーでガイガーカウンタ売ってない?

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