2000/05/18(Thu)
2000年5月18日(木)
- もうコテンパンにやられてます。ぎゃうーん。
何が起こったのか、説明しましょう。難しい部分は読み流して貰っても、楽しめます。多分。
他人の不幸は蜜の味と言いますし。
まず何がしたかったかというと、Dドライブの\TOOL\というフォルダを別のドライブにコピー後また元に戻す、ということをしたかったのです。
うちのパソコン(aladdinちゃん)にはハードディスクが2台くっついてまして、それぞれ4GBと10GBのディスクです。
4GBのドライブが起動ドライブで、Cドライブです。
10GBのドライブは二つに切りまして、8GBと2GBになってました。この2GBの方はUNIXとかの別のOSを入れたくなった時用にあけてますので使ってません。8GBをDドライブとして使ってました。
この4GBのドライブというのが容量からも分かるように少し古いドライブなのです。起動ドライブは速い方がWindowsの動作自体も速くなりますので、速いドライブに替えようと思い立ったわけです。
HDDも安くなってきましたので15GBのドライブにしました。マザーボードも対応してるのでDMA66対応ドライブです。
いろいろ考えた結果、これを二つに割って3GBと12GBにしました。ドライブ名だとCドライブとEドライブです。
この作業はなんなく済みまして、その結果、Cドライブ(3GB)−Dドライブ(8GB)−Eドライブ(12GB)という環境になりました。
で、Dドライブの方なんですが、ずっと以前は3つにパーティションが分かれてまして、それをSystemCommanderというツールを使ってパーティションを無理矢理切り直していたのです。そのせいかscandiskでサイズエラーが出るしどうにもアクセススピードが遅い(気がする)。
これはいけない。せっかくドライブも増えたことだし、Dドライブのデータを一度Eドライブに待避して、その後Dドライブの領域設定をしなおそう、と思ったわけです。ここが不幸の始まり。
私は\program files\というフォルダ名が大嫌いなので、莫大な量のツール類は\tool\というフォルダにインストールすることにしています。
起動ドライブにやたらファイルを増やすのはWindowsの動作速度低下や不安定の原因になりますから、\tool\フォルダはDドライブにあります。
BeckyやNetscapeなどのデータももちろん\tool\フォルダ内です。
まず、まだガラガラのEドライブにDドライブの中身を全てコピーしました。これは簡単。
次にDドライブのパーティション設定をし直します。DMA66関係でちょっと難儀しましたが、これもまぁ終了。あいてた2GBもくっつけちゃって、合計10GBのDドライブの誕生です。
さぁ、EドライブからDドライブにデータをコピーして元に戻そう、とエクスプローラを起動した瞬間、愕然としました。
\tool\フォルダがない!!
実はDドライブのデータをEドライブにコピーした後に、一度ネットに繋ぎました。(ここが不幸のはじまり説もあり)
私が散々言ったからか出来が良かったからなのか、その時に三通ほど着メロの感想メールを貰ってしまったのです。
他にも普段使っているツールがバージョンアップしていたので差し替えたりしました。つまり\tool\フォルダの中身が若干変わってしまったのです。
しょうがない、\tool\フォルダだけコピーし直そう、とまずEドライブにコピーした\tool\を削除しました。上書きコピーは遅いですから一度削除してコピーし直すのです。
削除するにもファイル数が膨大ですから時間がかかります。
で、削除完了を待っている間に、出来てしまったのです。晩飯が。(これが不幸のはじまり説もややあり)
じゃあ今の間にメシ食おうということになりまして、食いました。なんかコロッケに煮たうちの母の自信作(仕事中に思いついて挑戦したらしい)でした。旨かったです。
で、食べ終わってパソコンに向かいます。
この時点で私は完全に思い違いをします。
「オレはコピー中にメシを食っていたのだ」と。
なので、当然の如くそのままDドライブにFDISKをかけて領域設定し直してしまったのです。
実はこれが削除中だったということに気付いたのは、上の「\tool\フォルダがない!!」と愕然とした後でした。 - 私がCD-RWを買った日のこと。
それまで使っていたCD-Rがぶっ壊れてしまって、焼けなくなってしまいました。
そんな可哀想な元CD-Rドライブを押入に突っ込んで、新しいドライブを買いに行きました。
しかし入ったお店には何故かCD-Rは置いてなくて、CD-RWだけありました(※RWはRと違って焼いたCDRWを書き直せる。故にちと値が高め)。仕方ない、RWなんて必要ないけどまぁいつか必要になることもあるかもしれない、とそのRWを買いました。
空きのCD-Rメディアは大量にあった(私はあまりCD焼きをしないから)のでメディアは買いませんでしたが、帰って箱を開けると一枚おまけでRWメディアが付いていたのです。
RWならバックアップにいいじゃん、とか思いながら早速その時テストも兼ねて何か焼いたはずでした。 - 一瞬にそんな懐古をした私は即座にその時のCD-RWメディアを探しました。
野を越え山を越え火を渡り水をくぐりした挙げ句に、私のすぐ横にそれはありました。
しばし見つめるかず。CD-RWも私を見つめていたかもしれません。見つめ合う二人・・・。
最後の砦でした。
私の懐古が合っているなら何かが焼かれているはず。ただの気のせいなら空っぽだし、実は焼いたのは何でもないエッチ画像かもしれません。
ウィーン、と悪魔の囁きのような音のするCDドライブにRWを突っ込みます。
お願いだ!神様!
とは思いませんでしたが、ありました。フォルダ名・・・「Becky」 - 不幸中の幸い。鬼の目にも涙。豚に真珠。ということで、Beckyは復旧出来ました。
2月5日くらいまでですが、完全に無くなったと思えばありがたやありがたや。
私のネット人生の全て、愛や業の塊は少し欠けたけど、無くさずに済んだのでありました。 - でも2月の私はBecky以外のバックアップを取っておいてくれなかったので、他の部分は鋭意復旧中です。
今はこうして何か書けるくらいまでは戻りましたが、音楽関係・絵関係のツールはまだこれからです。
はぁ、大変。
こうして長文書いているのは、そう、現実逃避なのです。 - 人の振りみて我が振り直せ。これはダンレボの格言ではありません。
私みたいにならないように、データのバックアップは充分に取っておきましょうね。
忘れた頃に、そういうのは訪れます。ウィルスもそうだけど。
(そういえば大昔、ウィルスで一度Beckyのデータ全部飛ばしてるんだった。)