物持ちがよい
たまに自分でも驚く程古い物を持っていたりする。
先日ふとしたことで緑色のペンが必要となったのでゴソゴソと押し入れを探した。 雑貨が入った段ボールがあり、その中を見たらあるわあるわ。 高校時代に使っていたペンシルケースにはふたの裏や底に貼ったシールまでちゃんと残っている。
うーむ、と懐かしみながら中を開けてみたらやっとお目当ての緑ペン。
しかし、これがなんと小学校４年の時に買った（のか貰ったのか）物なのだ。 それもちゃんと書ける。
「緑色」という使用頻度の少ない色であったのと、鉛筆等と違って折れやすい物ではないからであろう。 そんなわけでこれまで残っていたとは思うのだが、かれこれ１５年以上も前のペンである。
かと言って、持っている物を捨てられない、なんて性格ではないし、実はとても短気な人なので、ちょっとでもヤなことがあると物にあたってしまう。だから壊れる物は買って数日も経たないうちに木っ端微塵になってしまうこともある。
なのに、その憂き目にあわずに生き残ってきた物は異常なほどに長くもつのだ。不思議だ。
緑色のペンより前に人から（小学校４年の時に新潟→山口に引っ越すときに、同じ学級委員だった山口さんからお別れに貰った。どうでもいいことだが。）貰ったスヌーピーの卓上メモ＆小物入れもペンシルケースの近くにあった。 他にも「なんじゃこりゃ」みたいな小物もゴチャゴチャあったので、もっともっと古い物もあるはずだ。
実は新潟以前に愛知県の春日井市にも住んでいたことがあり、この時に住んでいた家の裏に子供の頃によくやる「宝物ごっこ」で埋めた物がある。
何を埋めたかまではよく覚えていないのだが、当時大切にしていたおもちゃかなにかではないかと思う。 埋めた場所は正確に覚えているので、いつか子供でも連れて掘り出しに行きたい。
中身はなんだろう。
２５年前の大切な物・・・・。
とりあえず、思い出はギッチリ詰まっているに、違いない。
Written by かず
1996.09.15-1999.5.28
1996.09.15-1999.5.28