odoru.org

日記というものについて

本日付のサイトの更新記録にも書いたのだが、「毎日書く」なんてプレッシャーを与えられると3日も続かないのが私の日記である。

ホームページとは別に、実際にちょっと豪華めのノートにも同じ形式を持った超不定期な日記をつけている。
前のページから実に5年後に次の日記が書いてあったりしてホントに超不定期だということが分かる。しかし14歳(中学2年)の頃から付けている物で、たまにとはいえちゃんと更新しているから大した物である。
これはまた別の機会に書こうと思うが「物持ちが良い」という性格から起因しているものでもある。

いつも手の届くところにあるというわけではないが、ふとした瞬間に出てくることがある。そういう時は読み返したりするのだが、これがまた面白い。面白い、と言っては過去の自分に失礼なのだが、まぁだいたいについて恋の話なんだな。 それも恋に悩んでいる話なのだ。「〜先輩は今頃なにやってるのだろう」とかあるのだが何故か日記を書いている時は「上手くいっていない」時なのだ。 人間なので人の不幸は面白い(結局自分なのにね)。

"どうしたら良いのだろう"とか書いてあるのだが、結果どうなったかは書いていない。 書いていないということはどうやら上手く運んだらしいのだが、なんと言っても昔の話。 日記に書かれている以上のことはとんと思い出せない。 なので「悩んでいた」という事実しか今では知る由も無いのだ。
普通の日記とちょっと違うのが、どの日の日記を見ても「未来の自分に語りかけている」のだ。
"今はこんなことしてるけど、結局どうなるの、ねぇ。"
てな感じで書いてあるのだが、その「結局どうなったか知ってる自分」も過去の人だったりして、その「結局どうなったか知ってる自分」は何も書いてくれていないので結局どうなったのか分からない。

そんなわけで何が何だかさっぱり分からない日記になってしまっているのだが、どういうことを考えていたのかは十分に感じるのでおおよそ日記の役目は果たしている。
読み返す度に「やっぱ日記っていいなぁ。これからはもっと頻繁に書こう。」と思うのだが、今現在最後のページを書いてから4年くらい経っている。

また久々に書こうかな。
また恋の話になりそうだ・・・・ってことは成長してないってことか?

*******
このコラムは当時「日記」として公開したものである。
当然最後の「4年間書いていない」の部分は当時「1年ちょっと」であった。要はこのコラムを書いたあとも、つけていないのだ。
それでもちゃんとこの日記は存在していて所在も明らかなので、つけようと思えばいつでも書き足せる。
が、書き足すほど精神的なゆとりもないので、また先送りされそうではある。

今書き足しても恋の話になりそうなので、やっぱり成長していないのだ、と改めて思った次第である。
Written by かず
1996.9.14-1999.5.19
Copyright © 1999-2004 踊る大捜査線FANSITE, All Rights Reserved.