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わかやま市民映画祭レポート

このレポートは、1999年6月12日に開催された「わかやま市民映画祭」の模様をWaterさんが文字起こししてくれたものです。

まずWaterさんからのコメント。

テープ起こしは、各人のしゃべりに忠実にしたつもりです。
織田くんなんて、相変らず「えー」が多いから(笑)、字にするとなんだかうっとうしいですね。(^^;
必要以上に入れない方がやっぱりいいでしょうか?
リアルな方が見る方も嬉しいと思うような気がするので一切直さずそのまま載せさせていただきました。

第16回わかやま市民映画祭

〜あなたが選ぶ映画賞の投票結果〜


  • 投票期間 1998年12月25日〜1999年2月28日
  • 得票総数 691通
  • 得票結果


    作品賞

    (日本映画部門)
    第1位 踊る大捜査線 THE MOVIE 714点
    第2位 学校III 423点
    第3位 カンゾー先生 352点
    第4位 愛を乞う人 291点
    第5位 リング 291点

    監督賞

    第1位 本広克弘 357点
    第2位 山田洋次 353点
    第3位 今村昌平 352点
    第4位 サ  ブ 291点
    第5位 平山秀行 291点

    主演男優賞

    第1位 織田裕二 189点
    第2位 榎本 明 149点
    第3位 西田敏行 93点
    第4位 金城 武 71点
    第5位 役所広司 63点

    助演男優賞

    第1位 いかりや長介 175点
    第2位 小林稔持 142点
    第3位 柳葉敏郎 94点
    第4位 三國連太郎 54点
    第5位 真田広之 42点

    助演女優賞

    第1位 深津絵里 163点
    第2位 佐藤友美 97点
    第3位 中谷美紀 94点
    第4位 麻生久美子 78点
    第5位 麻生祐未 57点


    各受賞者コメント(音声のみ)

    【最優秀監督賞】
      本広克行

    〜ぼそぼそ(笑)と淡々な口調で〜
    えっとぉ...「踊る大捜査線 THE MOVIE」を監督をしました、本広です。
    えーっと、ただ今、日本テレビ系のドラマ、「蘇える金狼」の撮影をやってるため、出席できなくてどうもすみません。
    えー、一生懸命作った「踊る大捜査線」という映画がみなさんにこのような評価をされることはとてもうれしいことです。
    えー、ありがとうございます。えー、これからも皆様を感動させるような映画を作りつづけていきたいと思いますので、応援してやって下さい。
    今日はどうもありがとうございました。


    【最優秀助演女優賞】
      深津絵里

    〜すみれさんでなく、深津さんです..すごくカワイイ声(^−^)〜 こんにちは、深津絵里です。
    このたびは、助演女優賞を頂きまして、本当にありがとうございます。
    え−、この賞は、和歌山市民の皆さんの投票によって決まる賞ということで、んー、「踊る大捜査線」という作品が、多くの方々に支持されたんだなぁ、ということを、本当に嬉しく思います。
    そして、すみれというというキャラクターを愛してくれている皆さんにも感謝しています。
    今日は残念ながら仕事のため、会場の方に伺えず本当に申し訳ありません。また今度、皆さんとお会いできるようにちゃんと支持される作品に出会えるといいな..と思っています。
    今日は本当にごめんなさい。深津絵里でした。


    【最優秀助演男優賞】
      いかりや長介

    〜和久さん、しみじみ語り口調(笑)〜
    えー、和歌山の皆様…えー…いかりや長介でございます。
    えー…この度は…えー…助演男優賞…ま、しかも1位という大変過分な評価を頂きまして、ありがとうございます。
    それで、お礼のお返事が遅れたことを深くお詫び申し上げます。
    …まぁ、私は元来…映画俳優という…そういうジャンルを歩いてきたわけではない…のですが…ん…まぁ、自然の流れの中で、こういう…役を…演じるということになったわけです。
    私が一番心掛けたことは…私が…やはり…子供の頃からやはり映画大好き少年でして…

    (いかりやさんのコメント、全編で約7分にわたったそうで、会場では、この部分で「ブチッ」と切られておりました...(笑) 以下は未公開コメントです。)

    …だから、もうとにかく、明日は映画を見られるというときには、もう、前の晩から、そわそわそわそわ…えー、ちなみに、私の生まれは昭和6年でございますから、まだ日本のいろんなそういう芸能文化というのはもちろん、テレビはない、なにもない、かにもない、せいぜいラジオぐらい…という…まぁ、時代でしたから、えー、なおさら、そういう映画に対する楽しみというものが強かった……だいたいご理解願いたいと思います。
    で…今回、和久平八郎という役を演じるに当たりまして、もう…んー…もちろん監督の指示の下、 …そして…まぁ、プロデューサーの采配の下に、演ったわけですけども…まぁ…個人的に心掛けたというのは、楽しいものを作らなくては…映画ではない…やはり…えー、いろんな人が観る…まぁ中には、私の少年時代のような年齢のファンも見てくれる…かもしれない…とにかく楽しくなければいけない…お金を頂くんであるからして、
    まぁそれがその…一番、わたしの中では、ん…まぁ…大きな課題ではあったわけですが…あの…この和久平八郎という役を演じているうちに…多大に申し訳ない…今言ったことと矛盾するんですけども、何ですかだんだん、その、僕が和久なのか、和久が僕なのかわかんなくなってきててしまって…
    だから…この映画を撮る時というのは、誠に自然体で…家へ帰っても、家族に話す言葉の調子なんかも和久になっちゃったり…そういうふうなことで…えー…まぁ…あの…ちょっとまぁ…1つ自慢させていただくと、なんか全然肩に力が入んなかったのがよかったのかなと…いうふうに感じてはおりますけども…
    ま、まま、別の仕事に入っとりますが、どうも演じてる役の裏側に和久がいるんですよねぇ…
    だからまぁ、そのくらい僕にとっては「踊る」(どうしてもここ、「織田」と聞こえるんですけど...(笑))は、生涯忘れられない作品になると…ま…思います。
    …そこへさらにこのような賞を頂いたということは…また…僕のその…気持ちを、和歌山の皆さまに裏付けさして…して下すったというか…証明して下すったというか、ものすごい自信にもなります。
    ん…長ったらしくなりましたけども…え…楽しんで和久を演じて…それからそれをこのように高く評価されて…こんなに幸せなことはございません。
    なによりも今回うれしいのは、あの…作品賞…これがダントツで「踊る」が入ったと..それから、やはり…織田くんがこれまたダントツで主演賞…もろもろございますけども、特にこの2つが私は…大変にうれしい…というふうに…感謝いたしております。
    どうか1つ、ま…これからも切磋琢磨して…年は…とってますけど……経験は、まだまだ未熟でございますので、自分自身は…私はまだまだ、その…発展途上人間であると、いろんな可能性があるというふうに欲張って考えておりますので、今後ともご注目のほどを…ええ、恥ずかしくないような仕事を続けて行きたいと思います。
    長くなりましたけども…ありがとうございました。


    【最優秀主演男優賞】
      織田裕二

    〜青島くんの喋りテンポで、口調はまさしく織田裕二(わかる人にはわかるハナシ(笑))〜
    えー、こんにちはー、織田裕二です。
    えー、第16回、わかやま市民映画祭、えー、最優秀主演男優賞、えー、ありがとうございます。
    えー、今回の役は、えー、出来るだけ、あのー、まわりの人とのハーモニーを考えて、えー、作っただけに、えー、このような評価を頂いて、えー、本当にこの作品に取り組んだ事、そしてこの賞をいただいたことを誇りに思っています。
    えー、みなさんありがとうございました。
    えー、これからも、あのー、V2、V3目指して、えー、次なる作品作りにもう既に、えー、取り掛かって…ます。えー、また、その次の作品を、えー、みなさんに楽しんでもらえるよう、がんばるように、えー、努力しますので、また観てください。
    えー ……と言う訳で、今回は、えー、本当にどうもありがとうございました……織田でした。
    (織田さん、アメリカで花粉症になってたせいでしょうか..時折鼻をすすっておられます(笑))




    Written by Water
    1999.8.3
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