湾岸署婦警物語「初夏の交通安全スペシャル」

1998年6月19日放送　視聴率:24.9%
演出：本広克行
脚本：尾崎将也（原案：君塚良一）

・あらすじ
　（→internetArchive）

片岡	：	本宮泰風
篠原夏美	：	内田有紀
桑野冴子	：	渡辺えり子
篠原浩三	：	谷啓
寿司屋の主人	：	六平直政
美香	：	原沙知絵
教官	：	清水宏
綾波麗	：	近藤典子
羽田雄二	：	羽田文彦
ドライバー	：	三上市朗
男	：	山崎智弘
小学生	：	渋谷泰蔵
香山亮子	：	西牟田恵

刑事志望の警察学校を卒業したばかりの婦警、篠原夏美は湾岸署交通課に配属が決まり初出勤。 産休している岸本婦警の代わりに勝鬨署から来ている桑野が指導員として付き、厳しい教育をされる。
そんな時に管轄内で殺人事件が起こる。捜査本部の手伝いが出来ると喜ぶ夏美だったが、実際には食事作りなどの雑用でガックリ。
その夜出かけた飲み屋で殺人犯と知らずに犯人片岡にからむ。
翌日、取締中にスポーツカーで逃走中の犯人に遭遇。スピード違反だと判断した夏美は雪乃がいないので単独行動。犯人を追う。 その途中、無線で桑野から殺人犯だということを知らされ驚く夏美だったが、桑野の指示に従い進み、ついに犯人を追いつめた。
そして厳しかった桑野も戻ることになり、別れの際には笑顔で敬礼するのだった。

公開当初はかなり非難があったようだが、きちんと湾岸署テイストも醸し出しておりファンも多い作品。
「100のリンク」がウリ。
例えば冒頭の教官は本編一話冒頭の青島の模擬取調の相手をした下出課長であったし、オープニングのカメラ割りなどは本編一話を完全に踏襲している。
歳末SPで出てきた「綾波麗」が「あやなみうらら」であることも本作で判明。
歳末SPで登場の海峰小学校の教師が美香と言う名前であることも本作で明らかになる。
最後に青島に言い渡される任務「内偵捜査」が秋SPのオープニングへと繋がる。
桑野・夏美の強力な個性と、新城の堅物加減がよく出ている楽しい作品。
ほぼすべてのシーンでリンクがあるので瞬きすらできない。(それはオーバー)
ビデオ版と放映版では音楽がかなり違う。
青島らレギュラー陣も少しだが登場する。(室井にいたってはワンカット=くしゃみのみ)
クライマックスのやけに長いスローモーションは、尺が足りなかったことによる苦肉の策だったことが、後に明らかになる。