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俳優で歌手の織田裕二(32)がきょう6日に神奈川・横須賀のよこすか芸術劇場でスタートする1年8カ月ぶりの全国ツアー「LIVE&MOVIE『2000』」の公開リハーサルを5日、同所で行った。冒頭で8月19日公開の主演映画「WHITEOUT」(若松節朗監督、東宝配給)のオープニング約10分を上映。その後、スクリーンの後ろにテーマ曲「SECRET RENDEZ―VOUS」を歌う織田の姿が浮かび上がる演出でステージはスタート。リハ後、織田は「歌手の織田と俳優の織田の融合を見せたい。本番はもっといいものになる」と自信をのぞかせた。
同ツアーは8月16日の沖縄まで全国13カ所18公演で観客4万2000人を動員予定。今夏も織田から目が離せない。
(サンケイスポーツ 2000/7/6より)
織田裕二(32)主演のアクション大作映画「ホワイトアウト」(若松節朗監督、8月19日公開)がこのほど富山県・黒部ダムロケでクランクアップした。昨年暮れに撮影がスタートし、2カ月間にわたり日本各地の雪山でロケが行われた。織田はインフルエンザ、打撲、凍傷、酸欠などと闘いながらの撮影だった。「死人が出なかったのが不思議」と過酷な日々を振り返った。雪山ロケ2カ月
黒部ロケの最後、ヘリコプターを使った空撮シーンを撮り終えると、織田はスタッフに次々と握手を求めた。昨年12月13日のクランクイン以来、撮影の8割が雪山で行われた。真っ黒に雪焼けした織田は「死人が出なかったのが不思議なくらいですよ」と過酷な2カ月間の撮影を振り返った。織田は「目が開けられない、息ができないところでどう演技するか、そんな毎日でしたね」。氷点下10度の吹雪の中、未明まで続く夜間撮影。米国製の巨大送風機「ハリケーン」で秒速45メートルの風を送り、猛吹雪を再現した日もあった。体感温度は氷点下30度にも達した。「顔が半分凍っていくのが分かりました。クレーンに乗っている照明スタッフなんか、生きているか死んでいるのか分からないぐらい」。撮影期間中にインフルエンザにもかかった。「汗をかいて、そのまま冷えちゃうから、それがまずかった」。発熱と腹痛に悩まされたが、気力で持ちこたえた。指先はいつも凍傷1歩手前だったという。
雪山のダムを占拠したテロリストたちに1人で立ち向かうダム職員の男を演じた。ダムの地下3階のトンネル内での撮影では酸欠にも苦しんだ。空中の酸素濃度が17%以下になると人間は酸欠状 態に陥る。「気がつくと危険値を超えてましたね。もう芝居じゃなくてドキュメントですよ」。トンネル内の爆破シーンでは発煙筒の煙を吸い続け、のどを痛めた。「寿命が縮まりました(笑い)。人が吸っちゃいけないものですもんね」。
山中を駆け巡るアクションシーンは打ち身、擦り傷は毎日の「日課」だった。「毎日違う所をけがしてましたね。ひとり芝居が多くて、敵はこの厳しい自然でした。こんなところで撮影してきた僕らは日本映画界の伝説のバカって感じです。21世紀もこれほどの映画はできないんじゃないかな」と胸を張った。ブルース・ウィリス(44)顔負けの「ダイ・ハード(不死身)」アクションだった。
(日刊スポーツ 2000/3/7より)
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