Page 203 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼正式な寿限無 YOLY 03/5/16(金) 17:57 ┗Re:正式な寿限無 かず 03/5/17(土) 14:59 ┗Re:正式な寿限無 YOLY 03/5/17(土) 20:33 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 正式な寿限無 ■名前 : YOLY ■日付 : 03/5/16(金) 17:57 -------------------------------------------------------------------------
おそらく日記にあった前者のサイトが正しいと思われます。 落語のストーリーを聞けば解るのですが、 「海砂利、水魚」と「水行末、雲来末、風来末」は別の話です。 海砂利と、水魚は、共に多いものの代表。 水行末〜は、果てしないものの代表として語られます。 つまり、水魚と、水行末はゴロは似ているものの、何の関連性もありません。 この二つが「の」でつながる可能性は低いと思います。 薮ら柑子の薮柑子。 これは、微妙なんですが、落語内では薮柑子の説明しかしないので、何処から薮ら柑子が来たのか善く解ってないです。「の」は無くても良いんですが(実際無いとしている書物もあります)、この後に、のをやたら連続させる妙がありますので、これは「の」をつけたほうがテンポがいいかと思われます。 パイポ、パイポ、パイポのシューリンガン。 シューリンガンのグーリンダイ。 グーリンダイのポンポコピーの、 ポンポコナー「の」、長久命の、長助。 最後のこれは、パイポという国の、シューリンガンという王様の、グーリンダイというおきさきのポンポコピーとポンポコナーという子供が長生きだったと言う話と、長生きすることを「長久命」とか、「長助」というという話からつけられます。 そうすると、「」で囲んだ「の」入らないようにも思えますが、後半、名付け親の和尚がだれて来るのあらわしているのと、意味合いは同じというのと、テンポの3点より付いたものと思われます。 |
有り難うございます。 テンポがいいから「の」を付けるというのは海砂利水魚のところには当てはまらないんですかね? 古典落語を見る機会がないのが残念です。 |
前半は真面目に講釈をたれるが、後半は、ネタがなくなってめちゃめちゃになっていくというのもひとつの笑いかと。 実際に、そのやり取りを見ると、そこにのは入らないだろうと思えると思うのですが。(普通、そこまで考えてみないでしょうが。) テンポ云々でのがはいると言う意見は正しいと思います。だからこそ、今、「の」がはいってしまっている説と、入っていない説の両方があるのでしょう。 |