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CINEMA HOLIC 柳葉敏郎インタビュー

「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」
俳優 柳葉敏郎インタビュー

※文字起こしではありません。割と詳細にはしてますが、インタビューを要約しております。

Q.作品的には5年振りということですが、久し振りに共演者と顔を合わせてどんなお気持ですか?

特別久し振りという懐かしさはなく、いつでもMOVIE2のスタートがかかるのを心待ちにしていました。
自分の中では、室井慎次という人間像を常にどこかに秘めながら日々を送っていたから「やっときたか」という気持が強かったです。

Q.1作目の後、室井管理官には色んなことがあったらしいが、具体的にはどんなことがありましたか?

本来ありえないというか・・・キャリアの人間が地方へ飛ばされるとか。
室井慎次という人間を取り巻く環境を強める為の出来事として、北海道の現場の一番上である署長というものを経験した。そこで恐らく室井は現場の何かを感じ取って、また本庁の方に戻ってきたのであろうかと解釈しています。

Q.室井管理官と柳葉さんが重なり合う部分というのはあるのでしょうか?

最初、お話を頂いた時は1つの信念を持った男として「かっこいいなぁ」というものであったが、やっていくうちに青島の気持が分かり、和久さんの思い入れが分かり、室井が置かれている立場というのが何となく分かってきた。その時に「これはただの娯楽じゃなくて、今の社会に何らかの形で影響を与えられる作品になるかもしれない」と感じました。
また自分がただ演ずるだけでなく、東京に出てきた時に「柳葉」という存在を知ってもらいたいという欲を、室井という人間に重ねていくことによって何か生まれてくるかもしれないな・・・と思いました。

Q.柳葉さんが一番気に入ったシーン、撮影中のエピソードなどがあれば教えて下さい。

今回、監視モニタ室という閉ざされたところでの室井がほとんどですが、やはり捜査を立て直そうとした室井の動きというか、あそこで言った「現場の君たちを信じる」というあの台詞はかつてハッキリ言ってなかった言葉で、明らかに室井が青島から受けた影響、成長の一言だったと僕は思っています。

Q.これだけ愛されるキャラクタが作品に登場する中、あえて室井さん以外の別のキャラクタを演ずるとすれば?

和久さんをやりたいですね(即答)

Q.というのはどういう?

室井とは真逆ですから。青島だと自分はそこまで身体が動かないので。
青島はタフな人じゃないと(笑)
和久さんの存在感というのは、いかりやさんが充分に表現して下さってますけど、あれができたら役者冥利につきるかもしれないですね。

Q.室井管理官は役の上では独身になってますが?

はい、独身です。

Q.何か発展する可能性は?

ないですね(キッパリ)
この〜湾岸署関係では恐らくないです。
ただもしかしたら北海道に行っている間に何かがあったんじゃないの?という話は亀山(P)さんはじめ、チラッとしてましたけど。
「え〜っ?(首を傾げ)」って返事したままで終らせてます。
ただ室井の存在する位置というのは男女の関係なく、自分の知らなかったことに改めて気付かされる部分を、素直に受け止めて自分の立場の中でそれを消化してやるべく人間なので。
もしかしたらこれは青島に恋をしている部分っていうのがどこかにあるのかもしれないですね。室井としては。

Q.柳葉さんにとっての「踊る大捜査線」とはどんな存在ですか?

「命」です。

Q.ほぉー。ズバリ

僕は死ぬまで室井慎次をどこかに置いて、生きていこうかなと思ってます。

(G-Grooveの流れる中)
“シネマホリックをご覧の皆さん、こんにちは。
「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」に出演しております柳葉です。
今回はいつものように青島君が暴れまくります。
いつものように室井がしかめ面をします。
そしていつものようにひょんなゲストが犯人になっております。
色んな楽しみ方があると思いますが、ぜひ新しい展開の「踊る」を楽しんで下さい。”
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